「調味料は種類がたくさんあるので、すべて揃えるのは大変!」そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。和食の基本は「さしすせそ」と言われるように、砂糖・塩・酢・醤油・味噌があれば大抵の料理が出来てしまうのも事実です。また、食文化の側面を見ても、栄養面の基本が調味料には詰まっていますので、食材選びと合わせて常備する調味料もこだわってもらいたいと思います。
この記事では、Webショップで取り扱っている、減薬と漢方の専門家が選んだ、無添加調味料をご紹介しています。添加物を使用されて、安くて、美味しく感じる調味料は沢山ありますが、日本の食文化や、栄養面を重視した無添加の調味料をご利用頂きたいと思います。
無添加の調味料をおすすめする理由
お砂糖は精製の少ない「きび砂糖や黒砂糖」
きび砂糖は、さとうきびから作られるお砂糖です。精製の工程が少なく、原料に近い為に、三温糖や上白糖よりもカリウムやカルシウムなどの一部のミネラルを多く含んでいます。
嗜好品だから、体にやさしいお砂糖を
きび砂糖は、さとうきびの液を煮詰めて作られるため、色は薄茶色をしており、日常の料理やお菓子作りに利用することで、風味やコクを増したり、栄養バランスを改善したりすることができます。お菓子作りでは砂糖をたくさん使いますので、糖分やカロリーを気にする人におすすめです。

塩は非加熱でミネラルたっぷりの「天日塩」
天日塩は、海水をそのまま天日干しにして、自然結晶させた塩です。この方法により、自然界のミネラルバランスをそのまま取り入れることができます。さらに、加熱処理しないため、酵素が死滅することがありません。このため、平窯塩やイオン膜を利用した精製塩よりもバランスの良いミネラルを摂取することができます。
ミネラル補給には天然の塩が一番
天日で乾燥させることによって作られる自然海塩には、ミネラルや微量元素がバランスよく含まれています。例えば、カルシウム、マグネシウム、カリウム、亜鉛、銅、セレンなどです。これらのミネラルや微量元素には、血管を拡張させたり、ナトリウムとのバランスを取る効果があり、カリウムはナトリウムを排出する働きがあるため、カリウムが多く含まれる天日塩は、血圧の改善に効果があると考えられます。

昔ながらの静置発酵法でじっくり発酵させた「米酢」
お酢は日本伝統の調味料の一つです。古くから伝わる最も自然な醸造法に、静置発酵法(せいちはっこうほう)という製造方法があります。静置発酵法は、種酢、もろみ、水、酢酸菌をタンクに入れてかき混ぜずに置いておくことで、酢酸菌の力だけで発酵させる伝統的な製法です。
お酢で酢酸の力を利用する
この方法では、原料液の表面を覆う酢酸菌の膜が空気に触れることで発酵が起こります。その発酵熱から生じる対流で次々と発酵が進んでいくため、発酵時間は2~3カ月と長めです。さらに、発酵後には6カ月以上の熟成期間が必要です。この分、ただ酸味だけではなく、奥深い香りとこく、うまみのある酢が完成します。

「味噌」は日本伝統のスーパーフード
味噌はご自宅で簡単にできる日本伝統の発酵食品です。原材料は豆、麹、塩のみでご家族の手で作ると、より一層美味しく仕上がります。味噌蔵での本物の味噌作りは、大豆やお米、麦などの穀物に塩と麹を加えて発酵させて作ります。
日本伝統の発酵食品はスーパーフード
味噌には様々な種類がありますが、使用する麹が異なります。例えば、米味噌は米麹を使用し、麦味噌は麦麹(大麦または裸麦)を使用します。味噌自体が発酵食品であるため、免疫力を高めて、腸内の善玉菌を増やしたり、コレステロールのバランスを整える役割もあります。塩・豆・麹・作り方にこだわった味噌は最強です。

グルテンフリーのたまりしょうゆが旨味が深い「醤油」
醤油の種類も様々ありますが、たまり醤油をおすすめします。たまり醤油とは、原料の大豆を蒸して麹を加え、できた味噌玉を約1年間以上発酵させて作られる醤油のことです。江戸時代のころまでは、醤油といえばたまり醤油と言われるほど、一般的な醤油でした。現在では味噌作りが盛んな、三重、愛知、岐阜の東海地方3県や九州地方で主に作られています。
無添加のたまり醤油がやっぱり美味しい
たまり醤油は他の醤油と比べて色が濃く、出汁のような旨味が強いのが特徴です。日本伝統の味噌蔵で作られたたまり醤油は、長期間発酵させることで濃厚で深い味わいを持ち、風味豊かな料理を作ることができます。また、健康に良い成分が豊富に含まれており、アミノ酸による味覚を満たすことで食欲を増進させる効果もあります。さらに、腐敗しにくく、長期間保存ができるという利点もあります。ご自宅での醤油づくりはなかなか難しい為、味噌蔵で作られた醤油をおすすめします。

まとめ
さしすせそ&で取り扱っている商品は、すべて無添加で身体にやさしい商品ばかりです。「心身一如」という考え方があるように私たちの精神(こころ)と身体は密接に関係していますので、調味料から改善してみたはいかがでしょうか?身体が必要なものは常に美味しく感じるものです。
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