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塩にも種類があるの?天然塩の見分け方と精製塩との違いを解説

「塩で味が決まる」と言う程、塩は料理に欠かせない調味料です。しかし、塩一つとっても、さまざまな種類があります。スーパーや量販店で購入できる塩は大きく分けて天然塩精製塩の2種類です。あなたはどちらの塩を選んでいますか?

この記事では、天然塩と精製塩の特徴と見分け方を解説しています。塩の違いが分かることで、天然の塩は味に様々な特徴があることや、身体にやさしいことが分かるようになります。

記事監修 _ 減薬&漢方 Cosmo Life Aid

▸ 保有資格 / 薬害研究センター認定セラピスト・国際中医師・薬剤師
▸ 略歴 / 精神薬の問題や多剤併用、医療カスケードの問題を目の当たりにする。漢方や瞑想の勉強を始め、減薬と断薬専門のドクターから精神構造分析を学ぶ。現在は精神分析を主軸とした、減薬相談や健康・漢方セミナーを開催。

料理に使っている食塩って何?

多くの方使用している食塩は精製塩に該当します。化学的には塩化ナトリウム(NaCl)と呼ばれ、人体に必要な無機質の一つです。体内に入ると、ナトリウムイオンと塩素イオンに分離し、それぞれが生命維持に不可欠な役割を果たします。

日本の塩事業法では、「塩化ナトリウムの含有量が100分の40以上の固形物」と定義されています。食塩は家庭用塩と業務用塩に分けられ、それぞれに様々な種類があります。家庭用塩には、食卓塩やクッキングソルト、精製塩、つけもの塩などがあります。一方業務用塩には、並塩や食塩、原塩、特殊精製塩、精製塩などがあります。

天然の塩は大きく3種類

塩は大きく分けると、岩塩、天日塩、せんごう塩の3種類があります。岩塩は地中深くから掘り出した塩で、日本では採掘することが出来ない塩です。天日塩は塩田で海水を蒸発させて作った塩で、日本では一部の地域で生産されています。雨が多い地域では作ることが難しい塩です。せんごう塩は釜で炊いて作った塩で日本では古くからこの製法(立窯)により塩づくりが行われてきました。

天然塩と精製塩の原料の違いについて

海水から作られる天日塩は天然の塩で、天日塩も精製塩も原材料は海水です。しかし、その海水の質にも違いがあります。天日塩は無添加・無漂白・無加熱(非加熱)・無着色・無香料・無防腐剤・無殺菌剤などの化学物質を一切使用せず、自然の海水をそのまま使用しています。

一方、精製塩は海水から電気分解でナトリウムイオンを取り出す際に、イオン膜というフィルターを使って海洋汚染物質や有害物質、自然の栄養素を取り除いています。そのため、精製塩は安全性が高いと言えますが、自然の栄養素を取り除いてしまった弊害もあります。天日塩は自然のままの味が楽しめてさらに自然の恵みをそのまま頂ける違いがあります。

製造方法と価格の違い(製法・価格)

天然の塩である天日塩は海水を塩田に入れて太陽の光と風で蒸発させて作ります。この工程は約1年程度かかると言われています。一方、精製塩は海水から電気分解でナトリウムイオンを取り出して濃い塩水を作り、それを煮詰めて塩の結晶を作ります。この工程は約1週間程度かかり、電気分解で作られた塩は精製塩と呼ばれます。そのため、天日塩は時間と手間がかかる分値段が高くなりますが、精製塩は大量生産が可能で値段が安くなります。

栄養素や元素の違い(成分)

天日塩も精製塩も主成分は塩化ナトリウムですが、その割合に違いがあります。天日塩は約85%が塩化ナトリウムで、残りの約15%がミネラルです。ミネラルにはカリウムやマグネシウムやカルシウムなどが含まれています。これらのミネラルは体に必要な栄養素であり、血圧や代謝や神経伝達などに関係しています。

一方、精製塩は約99%が塩化ナトリウムで、残りの約1%がミネラルです。ミネラルはほとんど含まれていません。そのため、天日塩はミネラルが豊富で栄養価が高くなりますが、精製塩はナトリウムイオンが多く含まれるため、過剰摂取すると高血圧やむくみなどのリスクが高くなります。

味の違い

天日塩も精製塩も同じようにしょっぱい味ですが、そのニュアンスに違いがあります。天日塩はミネラルが豊富であるため、コクや旨みが感じられます。白湯に溶かして飲むと、出汁のような旨味を味わうことが出来ます。また、粒の大きさや形も不揃いであるため、食感も楽しめることが特徴です。

一方、精製塩はナトリウムイオンが多く含まれるため、さっぱりとした味わいです。粒の大きさや形も均一であるため、サラサラとした質感です。そのため、天日塩は料理の味を引き立てる役割を果たしますが、精製塩は料理の味を調整する役割を果たします。

天然塩と精製塩の見分け方

天然塩と精製塩は、パッケージの表示や栄養成分表などから見分けることができます。天日塩は、原産地や製法が記載されており、カリウムやマグネシウムなどのミネラルが含まれていることが多いです。一方、精製塩はイオン膜(イオン交換膜)や焼成(立窯・平窯)などの工程が記載されていますので見分けることが可能です。

まとめ

塩は日常的に使う調味料ですが、その違いを知ることで、料理の味や風味をより引き出すことが出来ます。天日塩は海水を太陽と風の力で蒸発させて作る天然塩でミネラル分が豊富です。精製塩は電気分解によって作られる塩ですので、ほぼ塩化ナトリウムのみです。大きい違いミネラルの含有量や構成にありますので、ご自身の体調にあった塩選びをおすすめします。

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