その不調(足がつる、頭痛など…)はミネラル不足が原因かもしれない|体の4%の大切な栄養素を考察

監修:代表薬剤師・国際中医師 青栁友世

最終更新

「最も偉大な化学者の一人」と称されるライナス・ポーリングは、
「すべての病態、すべての病気、すべての病弊を追究すると、ミネラル欠乏に行きつく」
と述べています。

ミネラルは体に不可欠な栄養素として知られていますが、具体的にどのような役割を果たしているのかは意外と知られていません。本記事では、体内で働く複数のミネラルの機能と、それらが不足したときに起こる影響について分かりやすくまとめます。

私たちがミネラル不足に陥る原因は、単なる食生活の乱れだけではありません。化学肥料による土壌の栄養低下、家畜への飼料添加物、水道水の処理方法、精製塩の普及など――。私たちの暮らしが便利で豊かになる一方で、見えない代償として「ミネラルバランスの崩れ」を抱えているのではないか、と考えずにはいられません。

ミネラルはバランスが重要

ミネラルはバランスが重要

体に摂取するミネラルはバランスが重要です。それでは、なぜバランスが重要なのでしょうか?複数あるミネラルが不足したり偏ったり、過剰に摂取しすぎたりするとミネラルは害になりえます。あまり参考になりませんが、ミネラルの一日の必要摂取量は厚生労働省が発行している「日本人の食事摂取基準」にも定められていますが、過剰摂取により発症する疾病についても個々の栄養素単位で基準が設けられています。

ミネラルの栄養素としての役割は、体内の触媒である酵素が関与して、私たちの体の中で無数の化学反応が起きています。いかに有能な酵素であっても、ミネラル(特に微量ミネラル)が結合しなければ本来の能力を発揮しない場合がありますのでバランスが重要と言えます。

ミネラルは人間の五大栄養素の一つです

ミネラルは人間の五大栄養素の一つです

ミネラルは人間が生きていく上で必要な栄養素である、糖質、タンパク質、脂質、ビタミンと並ぶ「五大栄養素」の1つです。ミネラルは鉱物、栄養素として無機質で生体にとって欠かせない元素ですので生命元素と呼ばれています。
人体に存在する元素は約60種類※といわれておりますが、全体の96%を炭素、水素、窒素、酸素が占めており、残りの4%がミネラルです。

全体の4%と少ない割合ですが、少ない栄養素で生命活動に影響を与える為、大変重要な栄養素であることが分かります。(※:少しずつ新たな元素が発見されていますので現在は70種類あると言われています)

ミネラルにはどんな種類があるの?

体に必要不可欠なミネラルは16種類と言われており、「 主要(多量)ミネラル 」と「 微量ミネラル 」に分類されています。一日当たりの摂取量が100㎎以上必要なミネラルを主要ミネラル、必要な摂取量が100㎎以下のミネラルを微量ミネラルと分類しています。一覧表についは下記纏めています。皆さんがご存じの元素も多く含まれていると思います。

【主要ミネラル7種類】カルシウム・マグネシウム・カリウム・リン・ナトリウム・硫黄・塩素
【微量ミネラル9種類】亜鉛・セレン・クロム・コバルト・マンガン・鉄・銅・モリブデン・ヨウ素 (ニッケル、バナジウム)

ミネラルの身体の機能への重要な役割

ミネラルは潤滑剤や車体になる

概念的にとらえる為に、それぞれの栄養素を自動車に例えて説明していますが、栄養素は単一的な機能だけを果たしているわけではなく、相互に作用しあっていることを念頭に理解しておいてください。

五大栄養素の役割を自動車に例えると、車体はタンパク質、糖質は燃料、ビタミンは潤滑剤にに例えられます。残り2つの脂質とミネラルはマルチにその能力を発揮する特徴を持っています。脂質は燃料と車体の一部になり、ミネラルは潤滑剤と車体の一部になります。

ミネラルは体の潤滑剤の役割を任されていますので、仮に不足すると、体は動くけど、なんとなく調子が悪い、などの不調の原因になること、骨を構成する栄養素の役割もありますので、不足すると老朽化が加速する原因にもなりえます。

こんな不調はないですか?もしかするとミネラル不足の症状かも?

こんな不調はないですか?もしかするとミネラル不足の症状かも?

ミネラルの摂取はバランスが重要ですので、単一のミネラルをサプリメントなどで摂取しても、非効率で過剰摂取のリスクもあります。日本人のミネラルの摂取状況について調査を行っている「国民栄養調査結果」によると、マグネシウム摂取量は1978年までは栄養所要量を満たしていましたが、少し減少。

亜鉛、マンガン、銅は必要摂取量から10%程度の不足気味。1971年の栄養所要量は87%満たしていたが、それ以後も徐々に減少ししており、特にマグネシウム、亜鉛、マンガン、銅の含量は徐々に減少し低値になっています。

まとめ

健康面を考えて、有機や無農薬の野菜、バランスの良い食生活を心がけていても、食材の栄養素は年々低下しています。食品にこだわりのある方は、有機栽培や改良されていない土壌で育てられた食物のみを利用されていますが、一般の方は長く続けることが困難と思います。

当店では、天日塩づくりから生まれたミネラル含有食品「マザーミネラル」を扱っています。原材料は水、塩化マグネシウム含有物、天日塩の3つで、加熱をせずに仕上げたものです。

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