皆さんは日々の健康を維持するために、どのような飲みものを飲んでいますか?基本は、良質な水を適量飲むことですが、安心安全な採水地産のミネラルウォーターや、健康補助食品を利用されている方も多いと思います。また、嗜好品として緑茶や紅茶を飲まれる方も多くいらっしゃいます。緑茶や紅茶はカフェインを多く含んでいますので、健康に気を付けられる方は、睡眠への支障や利尿作用を気にされる方も多いです。
この記事で紹介しているルイボスティーは、ノンカフェインでカラダに優しいハーブティーです。南アフリカでしか栽培が成功していない貴重な針葉植物であるルイボス(学名:アスパラサス・リネアリス)は、さまざまな健康効果があります。ルイボスティーは、お茶を好んで飲まれる方、疾病をお持ちの方、健康や美容への意識が高い方に愛飲されておりハーブティーの一種ですので、すっきりした味わいとカフェインが含まれていないことが特徴です。
そんなルイボスティーですが、毎日飲み続けたらどうなるのでしょうか?ルイボスを選ぶ際にはグリーンウォッシングにも気を付ける必要がありますので、信頼できる有機栽培のオーガニックルイボスティーをご利用ください。
ルイボスティーを飲む際に気を付けたいこと

カラダに優しい飲み物を紹介するにあたってお願いしたい点は、単一の物ばかり摂取し続けないことです。やはり、食事はバランスが大事です。日々の食生活のバランスの中の一部に取り入れるようにしてください。ルイボスの栄養成分を見てみると、フラボノイド、リン、カルシウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、亜鉛を含んでいます。カリウムの利尿作用で体内の余分なナトリウムや老廃物が排出されるので、むくみ予防などのメリットがありますが、外出してなかなかトイレに行けないときや就寝前などは違う飲み物で水分補給した方が無難です。
また、マグネシウムを含むので、飲み過ぎると便が柔らかくなりすぎて下痢を起こしてしまうこともあります。元々便秘薬を服用している人は特に注意が必要です。これらの栄養素を生理学の視点から紐解き、ご自身の食事にバランスよく取り入れることが必要です。
- フラボノイド
- リン
- カルシウム
- ナトリウム
- マグネシウム
- 亜鉛
研究結果から見るルイボスの健康効果

糖尿病の予防
厚生労働省によると、日本人の約20%の男性と約10%の女性が糖尿病が強く疑われる状態にあると発表されています。糖尿病を予防するためには、血糖値のコントロールが大切ですが、ルイボスティーに含まれるアスパラチンというポリフェノールは、血糖値の上昇を抑える作用や糖尿病予備軍の状態を改善する効果があることが、研究でもわかっています。
また、アスパラチンは糖尿病の原因になる活性酸素を抑える作用があることも糖尿病予防が期待できる理由です。東京農工大学の研究では、アスパラチンは筋肉組織での糖の取り込みと血糖コントロールに重要なインスリン分泌をつかさどる膵β細胞を刺激することによって、2型糖尿病に対して有益な効果があると発表しています。
➡ 引用元:東京農工大学_ルイボスおよびハニーブッシュの健康増進作用機構の解明
痛風の予防
痛風はプリン体を多く含む食べ物の過剰摂取や飲酒などで血液中の尿酸が増えすぎて結晶化し、関節に溜まることで起こります。痛風は痛いというだけではなく、腎臓病や心疾患、脳疾患などの合併症のリスクもあります。そんな痛風をルイボスティーで予防できる可能性があります。
ルイボスティーに含まれるアスパラチンは尿酸が生成されるのを妨げる効果があるので、尿酸値の上昇を抑えることができます。三重大学の研究者たちの論文でもアスパラチンは、尿酸値の高いマウスの尿酸値を効果的に低下させたと発表しています。
➡ 引用元:三重大学_特許5773309キサンチンオキシダーゼ阻害剤
動脈硬化の予防
動脈硬化は血管の内壁に悪玉コレステロールが付着することで、動脈が硬くなったり、内壁が厚くなるという症状で、高血圧や狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などの原因の一つになります。そんな動脈硬化をルイボスティーが予防してくれる可能性があります。体内の活性酸素がコレステロールや中性脂肪と結びつくことで、悪玉コレステロールは増加しますが、ルイボスティーは強い抗酸化作用を持つので、この活性酸素を除去したり働きを抑制してくれます。活性酸素の増加を予防することで、結果として動脈硬化を予防できるというわけです。
血圧を安定化させる
ルイボスティーにカリウムを含んでいますので、仮にナトリウム摂取量が多かった場合、血圧を安定化させる作用があります。食事で過剰にナトリウムを摂ってしまうと、血中のナトリウム濃度が上昇し、高血圧に繋がりますが、カリウムは体の中の余計な塩分、ナトリウムを体の外へ排出する働きがあるので、塩分の取りすぎを調整してくれます。
まとめ
ルイボスティーは生活習慣病の予防に最適な飲み物であることが分かります。冒頭にご説明しましたが、単一の物ばかりを飲むのではなく、一日の飲水量とのバランスを考えて飲んでみてください。長い時間をかけて継続することで、少しず体調に変化があると思います。
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