本書を読んで、フランスの知人の家に招かれた際に持参した、黒豆大豆、しょうゆ、みその話を思い出した。フランスはオーガニック大国として有名であるが基本的に食に対する意識が高いように感じる。本書は、日本の食品に対する現状を徹底的に指摘する本であるが、一方で、それを容認している消費者への警告と政治的な側面も持っている。
そんな、食に対して鈍感になってしまった私たちであるが、日本食はとても良い側面を持っている。それは、玄米菜食、豆、みそなどの発酵調味料など、ベジタリアンを推奨する方々にに人気が高いことだ。当然、私が持参した日本製の食材がフランス人に喜ばれたことは言うまでもない。
本書「医者いらずの食」を読んで、健康のみならず食の大切さをもう一度見直すきっかけになってもらいたい。
「医者いらずの食」を読んで分かること

内海聡医師があらゆる食害について纏められており、一生病気と無縁でいられるヒントが本書には書いてあります。「医原病」という言葉がありますが、そもそも西洋医学は対処療法でしかない、薬で病気は治らないなど、基本的なことが分かるようになります。あなたは真実を知る覚悟はできていますか?もしかすると、都合よく操作された情報ばかりを見ている方が幸せかもしれません。
あなたの食に対する考え方を
根本から改善します。
日本は食品添加物大国として有名ですが、一説によると他の先進国と比べると2倍を超える添加物が許可されているという情報を目にします。※諸外国と同じ食品添加物ではないので比較が難しいそうです。データで比較するより、諸外国と日本のスーパーマーケットに売られてある食品の種類や商品表示を比較してみると良いでしょう。
日本では一部の小さいコーナーでオーガニック野菜が売られていますが、オーガニック先進国のフランスではBioコーナーが多くの割合を占め、とりわけ食塩に至っては天然塩(天日塩)がほとんどです。
医者いらずの食|内海聡
目次
Part1:なぜ健康のために食事を大事にしなければいけないか
1.「医原病」が作られる構図
2.薬害の実態
3.現代病と昔の病気の違い
4.古代の人々の食事と健康
5.栄養学について
Part2:どのような食事法を意識すべきか
6.正しい食事法という嘘
7.「肉食がいい」「草食がいい」という愚考
8.糖や人工甘味料の危険性
9.油の重要性とトランス脂肪酸の危険性
10.サプリメントの利点と問題点
Part3:食事・食品ビジネスの問題点
11.ホルモン剤や抗生物質の危険性
12.農薬の危険性
13.添加物の危険性
14.TPPや食のグローバリズムの問題点
15.遺伝子組み換え食品の危険性
Part4:医者いらずの食、目的別メニュー
16.放射能防御のための食
17.精神安定のための食
18.ガン対策の為の食
19.アレルギー対策のための食
20.老化を防ぐための食
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