こんなお悩みはありませんか?「デスクワークが多く、目が疲れやすい」「貧血気味」など問題を抱えている方は多いのではなないでしょうか。この記事で紹介している『カシス(ブラックカント)』は、そんなお悩みを解決してくれる果物です。
ヨーロッパ北部が原産の植物で、その歴史は古く、紀元前から栽培されていたとされています。特にフランスやイギリスでは、カシスを使ったリキュールやジャムが広く親しまれており、健康効果が注目されるようになったのは19世紀以降です。フランスでは「黒い真珠」とも称され、その栄養価の高さが広く認知されています。
視力の回復効果やビタミン豊富な果物の代表にブルーベリーがありますが、カシスはブルーベリーよりも豊富な栄養素を含んでいます。カシスは、ヨーロッパ原産の小さな黒いベリーで、とても美味しい果実です。
カシスの特徴と美味しい食べ方

ジュースやジャム
リキュールなどに使いやすい
カシスは小さくて黒紫色のベリーで、甘酸っぱい味が特徴です。主にヨーロッパやアジアで栽培されていますが、近年では世界各地でも栽培されています。利用方法はジュース、ジャム、リキュール(カシスリキュール)など、さまざまな使われ方をしています。
美味しい食べ方と
おすすめのレシピ
カシスは果実の食べる事も出来ますが、ジャムや濃縮されたジュースなど、加工食品を多く目にします。特に濃縮されたジュースは、水に溶かしてそのまま飲んだり、ヨーグルトなどの乳製品や朝食のシリアルなどと一緒にいただく事が一般的です。ヨーロッパ原産の食材ですので小麦や乳製品と相性は抜群です。
カシスのスムージー

カシススムージーは、手軽にカシスの栄養を摂取できる人気のレシピです。カシスの鮮やかな色と酸味が他のフルーツとよく合い、栄養満点のドリンクになります。このスムージーは、朝食やおやつとして最適です。カシスのビタミンCとアントシアニンが、体の抗酸化作用を高めエネルギーを供給します。
- カシス:100g(冷凍や濃縮された物)
- バナナ:1本
- ヨーグルト:100㎖
- 牛乳または豆乳:100㎖
- はちみつ:適量
ブレンダーの蓋をしっかり閉め、スムージーが滑らかになるまで混ぜます。氷を加える場合は、この段階で一緒に混ぜると冷たくて美味しいスムージーになります。スムージーの味を確認し、必要であればハチミツを追加して甘さを調整します。また、スムージーが濃すぎる場合は、牛乳または豆乳を少しずつ追加して好みの濃さに調整してください

好みに応じて牛乳や豆乳を加えると、さらにクリーミーになります。
カシスのジャム

カシスジャムは、パンやヨーグルトにぴったりの保存食です。以下は基本的な作り方です。保存用の瓶に詰め、冷蔵庫で保管すると長期間楽しめます。カシスジャムはトーストやクラッカーにぴったりで、その甘酸っぱい風味が料理のアクセントになります。
- カシス:500g
- 砂糖:300g
- レモン汁:大さじ1杯
カシスを大きな鍋に入れ、弱火で加熱します。カシスが柔らかくなり、果汁が出てくるまで煮ます。カシスが破れやすいので、優しくかき混ぜることがポイントです。
カシスが柔らかくなったら、砂糖を加えます。砂糖はカシスの酸味を和らげ、ジャムに甘みを加えます。砂糖を加えた後、中火にして煮詰めます。この際、焦げ付かないように時々かき混ぜることが大切です。
ジャムが煮詰まってとろみが出てきたら、レモン汁を加えます。レモン汁はペクチンの働きを助け、ジャムをしっかりと固める役割を果たします。さらに、レモン汁は保存期間を延ばす効果もあります。
ジャムが適度なとろみになっているか確認します。スプーンで少量を取り、冷たい皿に落として固まり具合をチェックします。必要であれば、もう少し煮詰めて調整します。
ジャムが完成したら、煮沸消毒した瓶に詰めます。瓶に詰める際は、空気が入らないように注意し、蓋をしっかり閉めます。詰めた後、瓶を逆さまにしてしばらく置くことで、内部の空気を抜き、真空状態にします。瓶が冷めたら、冷暗所で保存します。開封後は冷蔵庫で保存し、なるべく早めに消費しましょう。

カシスのソース

カシスソースは、肉料理やデザートのアクセントとして活用できます。このソースは、特に鴨や鹿などの赤身肉と相性が良く、またバニラアイスクリームやチーズケーキにかけても美味しくいただけます。カシスはその酸味と豊富な栄養価を活かして、様々な方法で美味しく楽しむことができます。
- カシス:200g
- 砂糖:100g
- 赤ワイン:100㎖
- レモン汁:大さじ1杯
カシス、砂糖、レッドワインを鍋に入れます。レッドワインはカシスの酸味と甘みを引き立て、ソースに深みを与えます。
中火にかけ、混ぜながら加熱します。砂糖が完全に溶け、カシスが柔らかくなるまで煮ます。カシスが煮崩れるように優しくかき混ぜながら加熱します。カシスが柔らかくなり、ソースがとろみを帯びるまで煮詰めます。ソースが濃すぎる場合は、適量の水を加えて調整します。逆に、薄すぎる場合はさらに煮詰めます。
ソースを滑らかにするために、細かい目のシノワ(漉し器)やふるいを使ってソースを濾します。これにより、カシスの種や皮を取り除き、滑らかなソースに仕上がります。
カシスの栄養成分と健康効果

ビタミン豊富な
栄養価の高い果物
私たちは食べたもので出来ていますので、食材の栄養価や健康効果は気になりますよね。カシスは果実のですのでイメージ通りビタミンが豊富です。中でもビタミンCが豊富でオレンジと比較すると約3倍のビタミンを含んでいると言われています。栄養価を気にするのであれば、生産地や栽培方法も気をつけたいですね。
強力な抗酸化物質を含む
抗酸化物質は美容に気を使われている(男女問わず)方にとても人気があります。アントシアニンやフラボノイドといった抗酸化物質は老化防止や病気の予防の効果的です。その他にも、アントシアニンは目の健康をサポートし、視力を改善する効果があるとされています。最近ではサプリメントやカシス黒酢など様々な加工食品が販売されていますが、なるべく自然に近いものをおすすめしています。
まとめ
カシスと他のベリー系フルーツ、例えばブルーベリー、ラズベリー、クランベリーとを比較すると、それぞれに特有の栄養成分と健康効果があることがわかります。カシスは特にアントシアニンの含有量が高く、強力な抗酸化作用が期待できる点が特徴です。
日常の食生活にカシスを取り入れることで、さまざまな健康効果を得ることができます。ジュースやスムージー、など手軽に摂取できるカシスは、健康を維持するための強力な味方となるでしょう。ベリー系フルーツの中でも特に優れた栄養価を持つカシスを、ぜひ積極的に取り入れてみてください。
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